【オリックス】逆転負けで今季ワースト6連敗…杉本裕太郎2ランで先制も6回以降無安打、延長で屈す
<オリックス2-3西武>◇29日◇京セラドーム大阪
3位オリックスは逆転負けで、今季ワーストを更新する6連敗を喫した。1点を勝ち越された直後の延長10回。1死三塁の好機を迎えるも、遊ゴロで三塁走者は本塁アウトとなった。
0-0の2回、杉本裕太郎外野手(34)の豪快弾で先制した。2死一塁で西武先発武内の4球目直球を左翼5階席へ。特大の9号2ランで先発の九里亜蓮投手(33)を援護した。
だが、5回。九里が3連打で1点を失い、なお2死一、三塁。4番ネビンに三遊間へ適時内野安打を許し、同点とされた。九里は6回7安打2失点で降板。7回からは岩崎翔投手(35)、8回ルイス・ペルドモ投手(32)と無失点リレーをつないだ。
9回には4番手のアンドレス・マチャド投手(32)が先頭に右前打を許し、盗塁で無死二塁のピンチ。続く佐藤太の投前犠打にためらわず飛び込んだ。巨漢助っ人の気迫あふれるダイビングキャッチに場内がどよめき。最後は156キロ高めの直球で空振り三振に仕留め、仁王立ちした。
打線が6回以降、無安打に倒れ、今季14度目の延長に突入。5番手の才木海翔投手(25)が1死満塁から5番外崎を2球連続フォークで追い込み、4球目もフォークを投じるも、ワンバウンド。暴投で1点を勝ち越された。
この日も負の流れを止められなかった。日本ハムとソフトバンクの上位2チームが首位攻防戦を繰り広げる中、ゲーム差が広がった。