山本由伸、7回を4安打1失点9奪三振の快投で降板 約1カ月ぶりの白星で今季9勝目なるか
<レッズ-ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇グレートアメリカンボールパーク
ドジャース山本由伸投手(26)が、7回を1失点9奪三振で9勝目の権利を得た。
打線が1回に1点を先制。直後のマウンドは1死からマクレーンに右前打を浴び、スターのデラクルスにはフルカウントからのカーブを見極められた。1死一、二塁からヘイズにカーブを左前へ運ばれ、1死満塁のピンチを招いた。
昨年のチームメートだったラックスは、内角のカットボールで詰まらせたが、二ゴロの間に同点を許した。スティアには初球のツーシームを左翼後方へ運ばれるも、マイケル・コンフォート外野手(32)が好捕した。
2回はスティーブンソンを95・7マイル(約154キロ)の直球で空振り三振。続くベンソンも直球で空振り三振、マルテを一ゴロに打ち取った。
3回は先頭フリードルに右越えの中二塁打を浴びると、1死からデラクルスの飛球をコンフォートが捕球しきれず1死一、三塁。ピンチを迎えるもヘイズをスプリットで空振り三振、ラックスを遊飛に打ち取った。
4回はスティアを左飛、スティーブンソンをツーシームで見逃し三振、ベンソンを左飛に打ち取った。
5回は大谷翔平投手(31)の2点適時二塁打で勝ち越し。山本はマルテを遊ゴロ、フリードルを遊飛、マクレーンをカットボールで空振り三振に仕留めた。この時点で9勝目の権利を手にした。
6回は先頭デラクルスをツーシームで見逃し三振、ヘイズを三ゴロ、ラックスは四球で歩かせたが、スティアを三邪飛に打ち取った。
5-1とリードを広げた7回は、先頭スティーブンソン、ベンソンをスプリットで空振り三振、マルテを二ゴロに仕留めた。
7回まで100球を投じ、4安打2四球1失点9奪三振。速球の最速は96・2マイル(約155キロ)だった。
8回からアレックス・ベシア投手(29)にマウンドを譲った。
今季は試合前時点で20試合に登板して8勝7敗、防御率2・55。白星は1日(同2日)のホワイトソックス戦から遠ざかっている。