フィリーズのブライス・ハーパー(2023年8月撮影)

フィリーズのブライス・ハーパー内野手(32)が、ミーティングの席でロブ・マンフレッド・コミッショナーと対立したと、ESPNのジェフ・パッサン記者が28日(日本時間29日)伝えた。

事情通の話によると、同コミッショナーが先週、フィリーズ選手とミーティングを行い、サラリーキャップ制導入について触れたという。「サラリーキャップ」という言葉は使わなかったものの、可能性を示唆する内容で、ミーティングは1時間以上続いたという。

ミーティング中、ハーパーはほとんど無言で、椅子に座ったままバットを握っていたが、しばらくするといら立ちを募らせ「MLBがキャップを導入したいなら、そう主張し続ければいい。選手は162試合すべてなくなることを恐れない」と発言し、立ち上がって同コミッショナーと対峙(たいじ)。「Fワード」と呼ばれる不適切な言葉を使って「こんな話をするなら、クラブハウスから出ていってもらいましょうか」とすごんだという。同コミッショナーは翌日、ハーパーに電話をかけたが、出なかったという。

MVPに2度輝きMLBの顔の1人であるハーパーを怒らせたサラリーキャップ案が、今後どうなるのか注目される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ハーパーがコミッショナーと対立 サラリーキャップ導入示唆され「出ていってもらいましょうか」