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<高校野球西東京大会:東海大菅生-日大三>◇29日◇決勝◇神宮

第107回全国高校野球選手権西東京大会の決勝は、日大三と東海大菅生の強豪対決となった。両校の決勝は3年ぶり3度目。前回準優勝で、2年ぶり20度目の栄冠を目指す日大三は、爆発力のある強力打線が売り。東海大菅生は隙のない投打で、4年ぶり5度目の甲子園切符をつかめるか。

日大三は「強打の三高」の看板通り、チーム打率3割7分9厘で強力打線は健在だ。中軸の主将、本間律輝外野手(3年)は、ここまで打率4割7分と振れている。準決勝のサヨナラ2ラン含む大会2本塁打の田中諒内野手(2年)も1発に期待できそう。

エース近藤優樹投手(3年)は準々決勝から2戦連続完投。140キロ近い直球を強気に投げ込む。春の主戦だった川上幸希投手(3年)は、5回戦での1登板のみ。ブルペンの仕上がりも鍵だ。

その日大三に春季東京大会準決勝で勝利した東海大菅生は、5試合連続無失点の投手陣を擁する。準々決勝と準決勝で先発したエース左腕・上原慎之輔投手(3年)は、スクリューボールを決め球に打者を手玉に取る。川崎稜太(3年)中沢幸佑(2年)の両投手も最速140キロ超。149キロ右腕の藤平寛己投手兼外野手(3年)もおり、投手層が厚い。

1試合平均9・6点の得点力を誇る打線をけん引するのは、主将の前田蓮内野手(3年)。15打数10安打6打点と勝負強さがある。

夏の通算対戦成績は4勝3敗で日大三がリード。123チームの頂点がついに決まる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】無失点の東海大菅生か、強打の日大三か 決勝では3年ぶり対決/西東京決勝見どころ