高校野球静岡大会 決勝 聖隷クリストファー対静岡 初優勝を決め歓喜する聖隷クリストファーの選手たち(撮影・宮地輝)

<高校野球静岡大会:聖隷クリストファー3-1静岡>◇28日◇決勝◇草薙球場

聖隷クリストファーが4年ぶりの優勝を狙った静岡を3-1で下し、1985年(昭60)の創部以来、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

初回。2死から四球と単打で一、二塁と好機を広げ、5番谷口理一内野手(3年)が左中間に2点適時三塁打を放った。幸先よく先制に成功すると、4回には2死二塁から1番大島歩真内野手(2年)の中前適時打で1点を追加した。

援護を受けた先発のエース左腕・高部陸投手(2年)も、好投した。失点は4回の1点のみ。9回を散発4安打に抑え、完投した2年生エースは「うれしすぎて言葉にならない。甲子園に行くことが夢だった。高校としても悔しい思いをしてきた分、この1勝は本当に大きいと思う」と胸を張った。

20年は夏の静岡大会で優勝したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で甲子園大会が中止に。21年は秋の東海大会で準優勝しながら、翌年のセンバツは東海地区2枠の選外に泣いた。昨夏は決勝で掛川西に敗れており、近そうで遠かった聖地への切符を、創部40年でつかんだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】聖隷「夢」の初甲子園!85年創部「言葉にならない」コロナ禍、選外乗り越え/静岡