成田の尾島治信監督(2021年7月17日撮影)

成田(千葉)で指揮を執った尾島治信監督(56)が、退任したことがわかった。

00年(平12)から、25年間監督を務めた。「25年間、周りの方々、また選手にも恵まれ、いい監督人生でした」と、感謝の気持ちを込めた。

成田から日大に進学し内野手として活躍した。92年に母校に赴任し、野球部副部長、部長と歴任し、00年に監督就任した。

「主役は選手」「まずはチームありき」をモットーとし、厳しくも選手に寄り添った指導で在任中は春2回、夏1回の甲子園に導き、10年夏には、中川諒投手を擁し甲子園4強入りを果たした。教え子にはロッテの唐川侑己投手、日本ハムの田宮裕涼捕手がいる。

今年は15年ぶりの甲子園出場かけてノーシードから勝ち上がり、22日には千葉大会5回戦で、習志野に3-5と敗退していた。「千葉県大会が終わるまでは、水を差すわけにはいかない」と、27日、千葉県大会が終わった段階での発表となった。今後は野球部顧問を務める。

後任は、部長を務めていた梁川啓介氏(50)が監督が就任。すでに25日の新チーム始動から指揮を執っている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】成田の尾島治信監督が退任 ロッテ唐川ら育て25年間「いい監督人生だった」/千葉