神戸対バルセロナ 試合後の会見で笑顔を見せるバルセロナ・フリック監督(撮影・前田充)

<慈善試合:神戸1-3バルセロナ>◇27日◇ノエスタ

バルセロナのハンジ・フリック監督(50)が、3-1で勝利したヴィッセル神戸戦と、二転三転した中での来日について語った。

アジアツアー初戦を白星で飾った試合については「良い試合だった。最初の30分はファンタスティックだった。その後の30分間はミスが多すぎて支配権を失ったが、後半はいい展開ができた。日本に来て2日で、体調的にしんどいところもあったが、日本の出迎え、スタジアム含めて素晴らしい環境の中でプレーさせてもらった」と振り返った。

対戦した神戸についてもコメントし「チームとして良い印象だった。ハイプレスのかけ方も良かったし、私たちが求めるようなサッカーをできているグッドチーム。良いインテンシティー(強度)を持っていた」と評価した。

一度バルセロナ側から中止と発表した中で、再び来日することになったことには一行。その一連の動きには「ちょっとサプライズだった」と話した。

日本ツアー中止が決まり、コーチングスタッフと夕食を楽しんでいた時に、再度の変更連絡を受けたといいう。それでも「急展開で来ることになったが、いろんな方に協力してもらって試合ができたのは良かった。確かに難しいところがあったような気はするが、選手には良い試合ををしてもらわないといけなかった。強度も出ていたところを見せられたのは良かった。素晴らしい国に来て、いい試合ができたのは良かった」と、神戸での一戦が充実したものになったとした。

【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 フリック監督「サプライズだった」急転来日にも「素晴らしい国で良い試合ができた」神戸も評価