金明輝監督=25年7月21日

<明治安田J1:浦和0-0福岡>◇27日◇第23節◇埼玉ス

アビスパ福岡は勝ち切れなかったが、アウェーで浦和レッズと引き分け6戦負けなしとなった。

日本代表帰りの安藤智哉ら3バックが安定した上、カウンターからMF紺野和也を介したスピーディーな攻撃が脅威となった。決定機を何度か作るなど、チャンスの数では浦和よりも多かった。

知将・金明輝監督は「攻守でイニシアチブ取れた場面あった。勝ちきりたかったなと思います」と手応えを口にした。

昨季は町田のヘッドコーチとして初昇格ながら優勝争いを演じたチームを支えた。緻密な策士ぶりをこの日も発揮。試合開始のコイントスに勝つと、ゴール裏の浦和サポーターを背にして後半を戦わないよう、逆エンドから前半を始めた。後半に事故的なPKを取られる場面がないように配慮したものだった。「後半が勝負だと思った。あの歓声と、雰囲気感でグレーのところが出てしまう。前半そういうところも含めて共有して入りました」。その知将ぶりが勝ち点1にもつながった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【福岡】浦和とドロー…金明輝監督「あの雰囲気感」後半に浦和サポ背負わぬようエンド交換ズバリ