<明治安田J1:浦和0-0福岡>◇27日◇第23節◇埼玉ス

浦和レッズがアビスパ福岡と0-0で引き分けた。 崩し切れなかった。このひと言に尽きる内容だった。福岡の3バック、上島拓巳、奈良竜樹、安藤智哉と上背に加え強いフィジカルで中央を閉じてくる相手に対し、アタッキングサードでの効果的なプレーが出せなかった。

シュート数こそ8本対6本と上回ったが、ビッグチャンスはなかった。

スコルジャ監督は後半45分、5枚目のカードとしてMF中島翔哉をピッチに送ったが、ゴールをこじ開けることはできなかった。

中島は5月21日の川崎F戦以来、2カ月ぶりの公式戦出場。指揮官は「相手の3バック突破できなかったので、最後は翔哉の個人技にかけてみた。翔哉から右のタカ(関根)へのパスがあったが、アタッキングサードで効果的なプレーができなかった。楽な展開ではなかった」と説明した。

クラブワールドカップ(W杯)を終えてJ1が再開。7月19日のFC東京戦から8日間で3試合を戦ったが、勝ち点は4の積み上げに終わった。優勝を狙うチームだけに物足りなさは残る。スコルジャ監督は「この3試合で勝ち点9を取ることを目指していました。3試合で勝ち点4は我々が望んでいたものではありません。パフォーマンスに関してはFC東京戦の後半が残念に思います。それ以外は、チームがベストを尽くしている姿を見せました」と話した。

首位の神戸とは勝ち点8差の8位。優勝戦線に浮上するためには、もう取りこぼしはできない。

スコルジャ監督は「やらないといけないことはたくさんある。監督として私ができることは、アウェーでいかに勝ち点を拾うか。アウェーでの結果をいかにチームとして変えられるか。それがなければ、今シーズン成功することはない」と決意を口にした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】スコルジャ監督、後半45分から中島翔哉を2カ月ぶり起用「最後は個人技にかけてみた」