横浜対東海大相模 優勝を逃しがっくりする手前左から福田、柴田主将をねぎらう東海大相模・原監督原監督(撮影・野上伸悟)

<高校野球神奈川大会:横浜11-3東海大相模>◇27日◇決勝◇横浜スタジアム

22年連続の甲子園出場を目指した東海大相模の夏が終わった。エース福田拓翔投手(3年)は3-7の6回から登板するも、8回に制球を乱して4失点と横浜打線の勢いにのみ込まれた。春に右肘を故障し、原俊介監督(49)と二人三脚で練習しマウンドに戻ってきた。夜遅くまでトレーニングが及ぶことも。「原先生にサポートしていただいてこうして投げているので、本当に感謝しかない」。

リハビリ期間は仲間にも支えられた。「福田がいないと勝てないんだからもっと頑張れ」。その言葉に胸が熱くなった。「本当に苦しい時も多かったが、最高の仲間と最後の夏を戦えたことは本当に楽しかった。悔いなく終われた」とすっきりとした表情を見せた。プロを目指してきたが「けがもあって決められない」と熟考の構え。甲子園の夢は途絶えても、かけがえのない3年間だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】東海大相模が甲子園逃す…故障から復帰エース福田拓翔「悔いなく終われた」/神奈川