大谷翔平のHRを何度も流したFOXに皮肉「ドジャースが勝ったと…」Rソックス・クロシェット
<レッドソックス4-2ドジャース>◇26日(日本時間27日)◇フェンウェイパーク
レッドソックスのエース左腕ギャレット・クロシェット(26)が本拠地でのドジャース戦に先発し、6回8安打2失点の好投で今季リーグトップの12勝目(4敗)を挙げた。10三振を奪って今季の三振数を175に伸ばし、両リーグトップに浮上した。
初回、1番大谷翔平に3球目フォーシームを中堅奥に運ばれて先頭打者本塁打を浴び、1死後には3番テオスカー・ヘルナンデスにもグリーンモンスター越えのソロを浴び2失点。続くパヘス、フリーマンにも安打されたが、三塁を狙ったフリーマンがアウトとなり、最後はエドマンを中飛に仕留めた。2回以降は毎回走者を出しながらも要所を締め、追加点を与えなかった。大谷から奪った3三振を含め10三振を記録し、今季5度目の2桁三振をマークした。
レジェンド左腕カーショーとの投げ合いを制したクロシェットは、2本塁打を浴びた初回からの修正点を問われると「特にしていない。失投が2球あった。リプレーでも見たよ。(試合を中継した)FOXは30回くらいその映像を流していた。中継を見た人はドジャースが勝ったと思うだろう。だが、試合中に修正したところはないよ」と、大谷とヘルナンデスの本塁打映像を繰り返し放送したFOXへの皮肉を交えながら投球を振り返った。
大谷とヘルナンデスに浴びた2被弾には「特に2本目が痛かった。今日は(捕手のナルバエスと)フォーシームを効果的に使おうと話していたんだ。(大谷の1発は)球界最高の打者にど真ん中に投げてしまい、捉えられた。だが、その後のスイーパーを打たれた1本は、フォーシームをまだ確立させる前に打たれたから、少し後悔しているよ」と話した。