青藍泰斗対作新学院 優勝を決め歓喜する青藍泰斗(撮影・足立雅史)

<高校野球栃木大会:青藍泰斗4-3作新学院>◇27日◇決勝◇エイジェックスタジアム

青藍泰斗が35年ぶり2度目の優勝を果たした。決勝は作新学院との接戦となり、栃木大会決勝としては史上初のタイブレークにもつれ込んだ。

延長10回、無死一、二塁から送りバントで1死二、三塁と好機を広げると、上畠光雲捕手(3年)が右中間を破る勝ち越し適時打。さらに鈴木俊世中堅手(3年)が左前適時打を放ち、4-2とリードを広げて勝負を決めた。

序盤は投手戦の様相を呈した。2回、エース永井竣也投手(3年)が自ら一塁線を破る二塁打で出塁し、野選の間に先制点を挙げた。しかし4回、守備の乱れや盗塁を絡められて2点を失い、逆転を許す苦しい展開となった。それでも終盤の8回、1点を追う場面で佐川秀真主将(3年)が左翼線への適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。

青藍泰斗は今大会、投打のバランスが光り、準決勝では宇都宮工を6-0で完封。勢いそのままに12年ぶりの決勝に進出し、90年以来となる甲子園の切符を勝ち取った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】青藍泰斗が栃木大会初の延長タイブレーク制し35年ぶり2度目の甲子園出場/栃木