東海大菅生対国士舘 試合に勝利し、校歌を歌う東海大菅生ナイン(撮影・山本朝陽)

<高校野球西東京大会:東海大菅生5-0国士舘>◇27日◇準決勝◇神宮

春季東京大会準優勝で第1シードの東海大菅生が、21年以来の夏の甲子園出場に王手をかけた。ノーシードから勝ち上がった国士舘を攻守で圧倒し、3年ぶりの決勝進出を決めた。

投手戦で両チーム無得点のまま迎えた5回、主将の前田蓮内野手(3年)が右前適時打を放ち、国士舘のエース左腕鎌村から先制点をもぎ取った。

さらに1点リードの7回は敵失で2点。8回は代打の佐藤太希外野手(3年)、小上防登生(こじょぼう・とおい)内野手(3年)の2連打2得点でリードを広げた。

守っては初戦から5試合連続無失点。準々決勝から2戦連続先発となったエース左腕の上原慎之輔投手(3年)は8回3安打無失点、4四球の好投。4回まで毎回走者を背負ったが、危なげなく国士舘打線を抑えた。2番手の藤平寛己投手兼外野手(3年)も2回無失点とし、今大会チームの連続イニング無失点記録を「36」に伸ばした。

29日の決勝では、第2試合の八王子学園八王子-日大三の勝者と対戦する。

若林弘泰監督(59)は「3年前は日大三に負けた。八王子が来ても2016年の決勝で負けているので、どちらが来てもリベンジになる。挑戦者として頑張りたい」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】第1シード東海大菅生が3年ぶり決勝進出 21年以来の甲子園出場に王手/西東京