【高校野球】2年連続5度目の健大高崎か、4年ぶり7度目の前橋育英か/群馬決勝見どころ
<高校野球群馬大会:健大高崎-前橋育英>◇27日◇決勝◇上毛新聞敷島球場
投打に充実した健大高崎か、打倒健大に燃える前橋育英か-。群馬の夏の頂点に立つのは2校に絞られた。
2年連続5度目の甲子園を狙う健大高崎は今春のセンバツ4強、春の関東大会制覇と目に見える結果を出してきた。集大成の夏に向け「健大連覇」を掲げる。
他校もうらやむほどの盤石の投手陣だ。最速158キロ右腕のエース石垣元気投手(3年)に加え、昨春センバツV腕の佐藤龍月投手(3年)が左肘のトミー・ジョン手術から復帰。今春センバツで快投した下重賢慎投手(3年)、左の山田遼太(3年)らもおり、ここまで大会4試合29イニング連続無失点で勝ち上がってきた。石垣、佐藤龍はまだ1イニングしか投げておらず、決勝では万全のコンディションでマウンドに上がれそうだ。好調な打線は4試合で34得点、4本塁打。パワーでも他の追随を許さない。
一方で4年ぶり7度目の甲子園を目指す前橋育英は、準決勝までの全試合で2桁安打と、攻撃力は健大高崎に引けを取らない。
打率5割台の新井悠河内野手(1年)、高校通算44本塁打の主砲原田大聖内野手(3年)ら強力打線を擁する。共に防御率1点台のエース左腕、片岡季里投手(3年)と右の井沢慶心投手(3年)の2枚看板で、健大高崎打線に挑む。ともに総合力が高い好チーム。どちらが先手を取るかに注目だ。