向上対東海大相模 東海大相模にサヨナラ負けを喫した向上(撮影・たえ見朱実)

<高校野球神奈川大会:東海大相模7-6向上>◇26日◇準決勝◇横浜

昨夏のリベンジを果たして初の甲子園を目指した向上の夏が終わった。

初回に古知屋(こちや)航平内野手(3年)の適時二塁打で先制すると、2回までに6点を奪う猛攻を見せた。

しかし、東海大相模にジワジワと追い上げられ、6-6で9回を迎えた。9回表に2死満塁と好機をつくるも、あと1本が出ず。直後の9回裏に1死満塁のピンチを招き、最後はサヨナラ犠飛で決着。ナインはその場でしゃがみこんで涙を流した。

平田隆康監督(50)は「落ち着いてプレーができたと思いますし、力は出し切った」と選手を労った。主将としてチームを先導してきた堀颯士郎内野手(3年)は「新チーム始まったときはどうなるのか不安だった中で、最後は『俺らならやれる』と最高の状態で入れた。感謝です」と振り返った。

2年連続で東海大相模に敗れて姿を消すこととなったが、最大4点をリードするなど、確かな成長を見せた。在校生、保護者、OBなど総勢1000人以上の応援を背に、堂々と戦い抜いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】向上ナイン泣き崩れる…東海大相模にサヨナラ負け、平田監督「出し切った」/神奈川