大谷翔平1安打も球団記録更新の6戦連発ならず「いい仕事をした」ロバーツ監督は打線評価
<レッドソックス2-5ドジャース>◇25日(日本時間26日)◇フェンウェイパーク
ドジャース大谷翔平投手(31)の連続試合本塁打の球団新記録更新はならなかった。
25日(日本時間26日)、敵地レッドソックス戦に「1番DH」で出場し、4打数1安打。第2打席でバットを折られながら右前打を放ち、ここから連打と押し出し四球で追加点のホームを踏んだが、連続本塁打は5試合で止まった。
メジャー最古の球場として歴史が深いフェンウェイパークでのプレーは、23年以来2年ぶりで、ド軍に移籍後は初。試合前の練習ではキャッチボールを行い、30日(同31日)の敵地レッズ戦登板に向けて順調に調整した。左翼フィールドの守備練習を行っていたレ軍の吉田正尚外野手(32)とも再会。山本由伸投手(26)とともに23年のWBCメンバーが顔を合わせた。
この日は局地的な豪雨に見舞われ、不安定な天候だったが、試合は予定通り開催。1イニング目には右翼後方に2本の虹がかかる幻想的な光景が広がったが、大谷のレインボーアーチは見られなかった。
チームは序盤に3得点を奪って流れをつかむと、終盤にT・ヘルナンデスの2ランで有利に試合を進めた。前カードから2連勝とし、ロバーツ監督は「状況に応じて、イニングが進むにつれていい仕事をしてくれた。四球もよくとった。(9番打者の)ロハスも下位打線で非常にいい打席を続けている」と、打線全体を評価した。(ボストン=斎藤庸裕)