1試合で4本塁打を放ったアスレチックスのニック・カーツ(MLB公式Xから)

<アストロズ3-15アスレチックス>◇25日(日本時間26日)◇ダイキンパーク

アスレチックスのニック・カーツ内野手(22)が、新人史上初の1試合4ホーマーを達成した。

「2番DH」でスタメン出場。2回の第2打席で右腕グストのカーブを逆方向の左翼席へ運んだ。8-2の6回1死では、右腕ヘルナンデスから再び左翼席へ21号ソロ。カーツの勢いは止まらず、10-2の8回1死から右腕オートの直球を完璧に捉え、飛距離414フィート(約126メートル)の特大22号ソロとした。

歴史的な瞬間は9回2死一、三塁での第6打席だった。2ボールから右腕ハメルの外角スライダーを流し打ち、左翼席へライナーで飛び込む23号3ラン。この日は第1打席で左前打、第3打席でも二塁打を放っており、6打数6安打4本塁打8打点とした。カーツの4本塁打をまとめた映像が、MLB公式Xで公開された。

1試合4本塁打は史上20人目。新人が1試合で4本塁打を放ったのは史上初で、1試合4発は球団史上でも初となった。また、1試合6安打4本塁打は史上2人目。1試合19塁打は史上最多タイとなった。

カーツはノースカロライナ州のウェイクフォレスト大出身。24年MLBドラフト1位(全体4巡目)でアスレチックスに指名された。マイナーをわずか33試合で「卒業」して今季メジャーデビューすると、打率3割5厘、23本塁打、59打点、2盗塁、OPS(出塁率+長打率)1.060をマーク。新人王候補の1人として名をとどろかせている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 アスレチックス22歳カーツ、新人史上初の1試合4本塁打 6の6で史上最多タイ19塁打