Rソシエダード対横浜FC 前半、手をたたく横浜FC三浦監督(撮影・宮地輝)

<親善試合:横浜FC1-2Rソシエダード>◇25日◇ニッパツ

J1で19位に沈む横浜FCは、日本代表MF久保建英(24)が所属するスペイン1部のレアル・ソシエダードとの親善試合に1-2で敗れた。23日に解任された四方田修平監督の後を引き継いだ三浦文丈新監督の初陣は勝利で飾れなかった。

前半16分に先制を許すと、同42分にも失点。2点ビハインドで前半を折り返した。後半はシーズンオフで若手を多く起用した相手がややペースダウンしたが、横浜FCも攻め手を欠き、後半42分にセットプレーからDF山崎浩介が頭で合わせた1点のみに終わり、1-2で敗戦した。三浦監督は「アジリティーも高くて運動量もあったし、スキルが高かったと感じました」と完敗を認めた。

課題はリーグ最少(14点)の得点力。多くの得点が生まれやすい親善試合でもそれは露呈した。「しっかりボックスに入る回数を増やす、決めきる回数を増やすところ」と約2週間の中断を経て、8月9日に再開するリーグ戦へ準備を進める。

J1残留へ厳しい状況にあるのは確かで「簡単ではない状況は分かっている」と認めるが、その上で「この状況から逃げることなくしっかり準備して戦っていきたい」と約束した。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【横浜FC】三浦文丈監督は初陣飾れず「この状況から逃げることなくしっかり準備して」