Rソシエダード対横浜FC 前半、パスを出すRソシエダード久保(撮影・宮地輝)

<親善試合:横浜FC1-2Rソシエダード>◇25日◇ニッパツ

日本代表MF久保建英(24)が所属するスペイン1部のレアル・ソシエダードがジャパンツアー第2戦で横浜FCに2-1で勝利した。久保は右サイドで先発し、ハーフタイムに退いたが、限られた時間で存在感を示した。

「チーム合流して5日目ぐらいで45分までできたので、けがなく終われてよかったかなと思います」

前半から久保はアクセル全開だった。前半3分に右サイド深くでボールを受けると左足で鋭いクロスを供給。同7分には右サイドから左足で斜めの方向に絶妙なパスを送り、FWオスカルソンの得点機を演出した。

1-0の同21分にはゴール前まで進入し、切り返して右足で強烈なシュートを放つと、同22分にもショートコーナーから左足で鋭い弾道でゴールを脅かした。同31分には左クロスをトラップしてボレー。相手GKのファインセーブに防がれたが、序盤から積極的にボールを呼び込んでチャンスに絡んだ。「1本決めたかったですけど、ボレーの方は相手のGKがすごく良かった。GKの足元に蹴ってしまったんですけど、入ってもおかしくなかった」と悔しがった。

同41分にはゴール前で丁寧なパスを味方に通してPK獲得につなげた。得点こそ無かったが、実戦2戦目で見事な活躍。チームの攻撃をけん引した。26年ワールドカップ(W杯)北中米大会につながる新シーズンに向けて「僕はいつも言ってますけど、あんまり先のことは見ないタイプなんで、まずは1試合1試合大切に頑張っていけたらいいかなと思います」と誓った。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 Rソシエダード久保建英、45分プレーで攻撃陣けん引「1本決めたかった」決定機逸を悔しがる