立命館宇治対京都国際 京都国際先発の西村(撮影・石井愛子)

<高校野球京都大会:京都国際5-1立命館宇治>◇25日◇準決勝◇わかさスタジアム京都

京都国際のエース西村一毅(いっき)投手(3年)が自己最速を更新する146キロを計測し、9回13奪三振4安打1失点の完投で決勝進出に導いた。「今日はテンポのいいピッチングができた」。最後の打者を空振り三振に仕留めると、グローブを強くたたいて喜んだ。

6月は疲労蓄積から不調に苦しんだ。夏に入ってからも変化球の精度を課題に修正を続けた。試行錯誤を続けた結果、「(好調だった)去年夏の青森山田戦の感覚に近づいてきた」と復調を自覚。小牧憲継監督(42)も「調子が悪いなりに踏ん張ることができるようになったのは西村の1年の成長」と納得顔だ。

聖地まで残り1勝。夏の甲子園2連覇を目指し、まずは第1回夏全国王者の鳥羽戦に全身全霊を注ぐ。【溝淵千夏】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】京都国際エース西村一毅が自己最速146キロ 復調の13K完投で決勝導く/京都