早稲田実業・和泉実監督=25年4月

<高校野球西東京大会:国士舘4-3早実>◇25日◇準々決勝◇神宮

今春のセンバツ16強で、昨夏王者の第3シード早実が国士舘に最大3点リードをひっくり返され、逆転負けした。81年の東東京時代以来となる2連覇を逃した。

先発のエース中村心大投手(3年)は8回1失点の好投。しかし、2点リードの9回からマウンドに上がった2番手・中島颯之介投手(3年)が国士舘・宮崎に同点の2点適時三塁打を許すと、加藤に勝ち越しの左前適時打を浴びた。

攻めては9回裏、相手エース左腕の鎌村を前に力尽きた。試合後は三塁側ベンチで涙を流した。

早実は2年連続31度目の甲子園を目指していた。昨夏は2勝、今春センバツでは1勝を挙げていたが、甲子園に戻ることはできなかった。

和泉実監督(63)は「生徒たちの息はすごく上がっていたし、集中力もあった。ただ、なんせチームカラーで、どうしても中村頼みのところが結局変えられなかった。相手もしつこかったよね。後半からは国士舘のペースになってしまった」と結果を受け入れた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】早実、逆転負けで準々決勝敗退…和泉実監督「中村頼みを変えられなかった」/西東京