福岡工対西日本短大付 試合前円陣を組む西日本短大付ナイン(撮影・林敢治)

<高校野球福岡大会:西日本短大付6-2福岡工>◇25日◇準決勝◇久留米市野球場

日本ハム新庄監督の母校、西日本短大付が2年連続で決勝進出を果たした。

先発した背番号11の左腕、原綾汰(3年)が9回を完投勝ち。123球の熱投で、5安打2失点に封じた。「素直にうれしいですね。(9回まで)投げられたのは良かったです」と笑顔で振り返った。

安定感抜群だった。全9イニングで先頭を打ち取る好リズム。初回から低めを意識し、内外角のコースを丁寧に突く。味方バックの好守備にも助けられながら、テンポ良く打ち取った。5回、8回に1点を失うも「(1イニング)2点以上を与えず、最少失点で抑えられたことが良かった」と胸を張った。

新庄監督と高校時代に同級生だった西村慎太郎監督(53)は「原が丁寧に投げてくれた。ボールが上がらなくなりましたね。低めにずっと投げてくれたので、原の成長かなと思います」と目を細めた。

大会連覇まで、あと1つ。昨夏は決勝で3年ぶりの優勝を決めた際に新庄監督がインスタグラムに投稿し、母校を祝福した。西村監督は「(新庄監督は)違う世界の方ですから。ただ、気にかけてくれたりね。子どもたちのことをインスタに載せてくれるのはむちゃくちゃうれしいことなので。そんなふうに思ってもらえるように頑張ります」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】日本ハム新庄監督の母校西日本短大付が大会連覇へ王手 原綾汰2失点完投/福岡