【高校野球】横浜がサヨナラ勝ち 準々決勝で平塚学園を逆転/神奈川
<高校野球神奈川大会:横浜-平塚学園>◇22日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場
崖っぷちまで追い込まれた今春センバツ王者の横浜が、サヨナラ勝利で神奈川大会のベスト4に進出した。
この日はエースの奥村頼人投手(3年)が先発も、初回に先制点を許すと、2回にも押し出し死球や捕逸でさらに2点を失った。
4回にも注目右腕の織田翔希投手(2年)がソロを浴び、4回終了時点で0-4と苦しい展開になった。
打線は平塚学園の左腕・石塚蒼生投手(3年)に要所をかわされ、5回に内野ゴロの間にようやく1点。
7回には無死二塁で池田聖摩内野手(2年)の中前適時打で1点。8回にも1死一、三塁から小野舜友内野手(2年)の右前適時打で1点と、ジワリジワリと点差を縮めた。
横浜は奥村頼、織田の2枚看板を中心とした豊富な投手力と、主軸の阿部葉太外野手(3年)らの打線がかみ合い、今春センバツで19年ぶり4度目の優勝。村田浩明監督(39)の熱心な指導の下、今夏の神奈川大会でも優勝候補の筆頭とされている。
平塚学園は神奈川大会が東西2地区制だった98年に、西神奈川大会で優勝し初の甲子園出場を果たしている。今回も実力を存分に発揮したが、惜しくも及ばなかった。