ロバーツ監督「2番大谷翔平」もたらす好影響「3-1、フルカウントから打ちやすいボール来る」
<ドジャース-ブルワーズ>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が昨年6月16日以来、399日ぶりの2番打者で起用された。打撃不振が続いていたムーキー・ベッツ内野手(32)が2番から1番に変更となり、打線のテコ入れに踏み切った。
1番ベッツの出塁から、2番大谷の長打力で効果的に得点を挙げることが狙いだが、ロバーツ監督は2番大谷がもたらす好影響についても持論を語った。
「ショウヘイと対戦するのに相手にとって最も有効なのは走者なしで迎えること。だから、ムーキーに四球を与えるのを避けたくなるはず。3-1から、もしくはフルカウントから、より打ちやすいボールが来る可能性はある」
試合前の時点で7月のベッツの打率は1割8分8厘。ボール球に手を出して三振する場面も見られ、逆に12試合、52打席で得た四球はわずか1。打撃不振に苦しむと同時に、選球眼にも狂いが生じていた。
大谷が直後に控えることで、ストライクゾーン内での勝負が増える。ロバーツ監督の言葉を踏まえると、「2番大谷」がベッツ復調の手助けになるという意図もあるようだ。