【G大阪】美藤倫が3カ月ぶりに復帰 短時間の出場も「思いを全部ぶつけようと思った」と奮闘
<明治安田J1:G大阪2-1川崎F>◇20日◇第24節◇パナスタ
ガンバ大阪MF美藤倫(23)が、3カ月ぶりにピッチに戻ってきた。
2-1の後半44分に、MF鈴木徳真に代わって出場。同追加タイムには持ち前のフィジカルの強さと気持ちを感じさせるディフェンスで川崎Fの攻撃を遮断。クローザーとして試合を締めた。久々の試合を終えたボランチは「けがが思ったより長く続いて苦しかったけど、自分と向き合えた時間でもあった。そういう思いを全部ぶつけようと思った。ベンチに入ることで喜んでくれる人もいたので、そういう人の気持ちも感じて、ピッチで表現できて良かった」と振り返った。
4月25日FC東京戦を最後に、負傷離脱。最初は数週間で戻ることを想定していたが「思ったよりひどくて、結局3カ月かかってしまった」。それでもその期間には国内外のサッカーの映像を見て効率的なポジショニングをイメージし、筋トレにも励んで「一回り(体を)大きくできた」と充実した時間とした。
この日は短時間のみの出場だったが「楽しみで仕方なくて、ワクワクした気持ちとドキドキして緊張する感じで、1年目を思い出した」と久々のピッチを楽しんだ様子。幅広く走り、ハードに守れるボランチの復帰は、酷暑での戦いが続くチームにとって頼もしいものになる。【永田淳】