【柏】PK失敗の小屋松知哉が涙「壊してしまった」決勝点献上の古賀太陽「技術ミスと判断ミス」
<明治安田J1:鹿島3-2柏>◇第24節◇20日◇メルスタ
首位柏レイソルが敵地で4位の鹿島アントラーズに2-3で敗れ、3位に後退した。2点ビハインドを追いつき、PK獲得で逆転チャンスもあったが生かせずに試合終了間際に勝ち越しを許した。
2-2の後半39分にPKを失敗したMF小屋松知哉(30)は自身を責めた。「チームとしてはいいサッカー、質の高いゲームをできていただけに、僕の所でゲームを壊してしまったので、本当に申し訳ないです」とうなだれた。
PK失敗直後に交代。チームが敗戦すると試合後は号泣した。「今日のゲームの大切さはみんな分かっていたので、僕自身分かっていたので、あのPKを沈められないところでまだまだ自分の弱さを実感しますし、チームには申し訳ないことをしたと思っている」と謝罪。「反省しつつ、次のゲームもあるし、リーグのところでチームの勝利に貢献できるように準備したい」と次を見据えた。
追加タイム4分に自陣深くでパスミスから相手の決勝点を献上したDF古賀太陽(26)も悔しさをにじませた。右サイド深くからGK小島亨介(28)にパスしたところを相手にかっさらわれて失点した。古賀は「最後自分が試合を壊してしまったのは事実。責任を感じています」と唇をかんだ。同シーンについて「技術ミスと、あの時間帯だったので、後ろからやり直そうとしなくてもよかった。技術ミスと判断ミスが重なった。僕自身の問題かなと思います」。
その上で「この試合に懸ける思いは強かったので、悔しいですけど、ただ幸いまだトップ争いできる位置にいるので、次、残りの試合で挽回していきたい」と誓った。【佐藤成】
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