【東京V】綱島悠斗、代表帰りの貫禄も「勝たなきゃ意味がない」西村拓真と激突に「申し訳ない」
<明治安田J1:東京V0-1町田>◇20日◇第24節◇味スタ
東京ヴェルディDF綱島悠斗(24)は3バックの中央で堂々としたプレーで日本代表の貫禄を見せたが、勝利を手にできず悔しさをかみしめていた。
同じく東アジアE-1選手権日本代表の相馬勇紀、望月ヘンリー海輝、韓国代表のナ・サンホ、オ・セフンを擁する相手に下馬評を覆し、攻守に圧倒した。それだけに0-1の敗北は受け入れがたいものだった。
「自分たちがやれたサッカーに手応えはもちろん感じていましたけど、やっぱり勝たなきゃ意味がないと思います。勝ち点3が取れなきゃ、どれだけ自分たちがやりたいようなことがやれても自分たち勝つことはできないので。そこの勝利に対する思いっていうのはもっと強くしたいなと思います」
後半8分には町田GK谷のロングフィードをはね返そうとしたところ、相手FW西村拓真と互いの頭部をぶつけ合い、ピッチに倒れた。相手の西村は前節での頭部打撲から日本代表を辞退していただけに、周囲には緊迫感が走った。10分ほど試合ハストップしたが幸い両者ともに立ち上がり、西村は途中交代となる中、綱島は最後までピッチに立ってプレーした。
「僕自身は大丈夫でしたし、(西村選手には)すごく申し訳ないなと思いました。やっぱり脳振とうでE-1選手権に来られなかったので」。ピッチに入り直す際には町田の黒田監督にも詫びた。「西村選手も黒田さんのプランとかも多分崩れたと思うので、そこに対する申し訳なさはありました」と振り返った。
そして改めて、試合について触れると「勝った方が強いチームだし、勝った方がいいサッカーをしているというふうに捉えられる。そこは真摯(しんし)に受けとめて、勝たなきゃいけない」と強調していた。