【高校野球】展開予想は投手戦か―。北陵4試合5失点、07年夏Vの佐賀北は3失点/佐賀決勝見どころ
<高校野球佐賀大会:北陵-佐賀北>◇21日◇決勝◇さがみどりの森球場
北陵は、春夏通じて初の甲子園出場を目指す。今大会はここまで計4試合でわずか5失点。1試合3失点以上はなく、盤石な勝ち上がりを見せている。
エース吉武開登投手(3年)が全試合で先発し、計15回を投げ5失点。全試合で救援登板する背番号10、加々良慧人投手(3年)は19イニング連続無失点中と、抜群の安定感を誇る。ともに左腕で、ここまで吉武-加々良の“必勝リレー”で創部初の夏決勝進出を果たした。
07年夏に「がばい旋風」を起こし、全国制覇した佐賀北は、19年以来6年ぶりとなる頂点を狙う。
エース稲富理人投手(3年)は今大会4試合先発で3試合が完投勝ち(1完封、2完投)。1試合2失点以下にまとめ、計4試合でわずか3失点だ。両チームとも好投手を擁するだけに、我慢比べの投手戦が予想されそうだ。
昨秋、今春の県大会では1度も顔合わせはなく、夏に限れば22年の3回戦以来。当時は3-1で北陵が勝利した。佐賀頂上決戦を制すのは北陵か、佐賀北か-。注目の一戦となる。