巨人対阪神 8回表、投手交代でマウンド向かった巨人阿部監督(撮影・たえ見朱実)

球団史に残る屈辱を味わった。

巨人は接戦を落とし首位阪神に今カード2連敗。今季の阪神との通算成績は4勝13敗となり、球団史上初めて前半戦でのカード負け越しが決まった。それでも、阿部慎之助監督(46)は「(阪神の)勝ち越しが決まったからって、何の問題もないと思う。1つ1つ勝つだけ」と冷静に受け止めた。

必死にタクトを振ったが勝利には結びつかなかった。指揮官は相手投手が岩貞に代わった4回を好機と捉えた。先頭の泉口、中山が連打。8番小林は犠打失敗も、なお1死一、二塁のチャンスを迎えた。ここで代打攻勢を仕掛けたが1得点に終わり「向こうも勝負を早く仕掛けてきたので、こっちも負けじと勝負をかけたんだけど…」と肩を落とした。

ただ、落ち込んでる暇はない。21日は球宴前最後の試合。阿部監督は「とにかく絶対に勝ってオールスターブレークに入ってほしい。精いっぱい頑張ります」と必勝を誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】球団史上初の屈辱、阪神に前半戦でのカード負け越し決定「1つ1つ勝つだけ」阿部監督