日大藤沢-桐光学園 敗戦し整列した野呂雅之監督(撮影・寺本吏輝)

桐光学園(神奈川)・野呂雅之監督(64)が勇退する。神奈川大会5回戦で日大藤沢に敗北。選手たちをたたえると約10秒間、1人でスタンドに頭を下げ続けた。「神奈川の高校野球ファンの方々は熱い思いもあるし、すごく野球を深く知ってらっしゃる。長く観戦していただいた気持ちを込めて」と思いを口にした。 早実から早大を経て、84年に同校に赴任し、野球部監督として春夏計5度の甲子園に出場。松井裕樹投手(現パドレス)を擁した12年夏には甲子園でベスト8入りした。「新しい色が出て、結果的に強い、甲子園常連校になれるような桐光学園を目指して頑張ってほしいなと思います」と新チーム以降の飛躍を願った。01年春の甲子園初出場時の主将でもある天野喜英コーチ(41)らが、桐光イズムを受け継いでいく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】桐光学園・野呂雅之監督が勇退し深々一礼 教え子が桐光イズム受け継ぐ/神奈川