高校野球奈良大会2回戦西大和対磯城野 西大和学園先発の大西航平(撮影・佐藤奨真)

<高校野球奈良大会:西大和学園5-10磯城野>◇20日◇2回戦◇さとやくスタジアム

県内屈指の進学校、西大和学園が、2回戦で磯城野に敗れた。

主将の大西航平投手(2年)が奮闘。3番投手で先発のマウンドに上がり、途中で足をつらせて一塁に回ったが「主将としての責任があった」と8回満塁の大ピンチで再登板した。計8回1/3で7失点も、痛みに耐えて投げきった。攻撃でも5回1死一塁から右翼へ一時勝ち越しとなる適時三塁打を放つなど、存在感を見せつけた。

西大和学園は受験勉強の期間を設けるため、野球部の活動は2年生の秋まで。大西にとって、今夏が高校球児としての最後の夏となった。大西は「負けてしまったのは本当に悔しい。この夏の敗戦を生かして、最後の秋の大会につなぎたい」と前を向いた。【佐藤奨真】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】県内屈指の学力西大和学園 2年生で最後の夏 主将大西「最後の秋につなぐ」/奈良