投手交代を告げベンチに引き揚げる巨人阿部監督(撮影・たえ見朱実)

<巨人0-4阪神>◇19日◇東京ドーム

巨人が、再三の好機であと1本が出ず、延長11回の熱戦の末に阪神に敗れ、早くも自力優勝の可能性が消滅した。

延長11回に船迫大雅投手(28)が阪神佐藤輝に決勝2ランを浴び、坂本にも2ランを許した。首位阪神とのゲーム差は、今季最大の10に拡大した。

今季、阪神との対戦成績は4勝12敗と苦しむ。数字を見れば、対阪神戦の打率は2割3分3厘で、ワーストの対広島戦の打率2割2分2厘は上回る。

他の5球団と比べて、顕著なのは投手の防御率で唯一の3点台となる3・35と打ち込まれている(1位は対DeNAの防御率1・58)。

被本塁打は対中日の13本に次ぐ12本。投手の与四球は最も多く、野手の四球は最少で正反対となる。

今季の対戦回数は最多の16試合(2位は広島の14試合)ながら、本塁打も最も少ない4本(1位は対ヤクルトの13本)で、鉄壁の阪神投手陣に1発を防がれ、厳しい戦いを強いられる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】阪神戦4勝12敗で自力Vの可能性が消滅 防御率、本塁打数など対5球団別でワースト