【巨人】阪神に2ラン2発で力負け 今季は阪神戦4勝12敗「力の差が歴然としているよね」阿部監督
<巨人0-4阪神>◇19日◇東京ドーム
2位の巨人が、首位の阪神との「伝統の一戦」第1ラウンドに延長戦で敗れ、早くも自力優勝の可能性が消滅した。
延長11回に5番手の船迫大雅投手(28)が1死一塁から佐藤輝に決勝2ランを被弾。さらに2死一塁から、坂本に2ランを浴び、この回大量4失点で勝負が決まった。
打線は再三、好機をつくりながら、あと1本が出ず。チャンスの度にスタンドも盛り上がったが、拙攻の度にため息が漏れた。
阿部慎之助監督(46)は試合後、開口一番「悔しいね」と話し「チャンスはつくるんだけどね…。何を言っても仕方ないね。力の差が歴然としているよね」と声を絞り出した。
チームは今季、阪神戦は4勝12敗と大きく負け越し。借金は2となり、前半戦の貯金ターンの可能性も消えた。残り56試合で阪神とは、今季最大の10ゲーム差に開いたが、「虎アレルギー」の克服が、浮上へのカギとなる。
▼87試合目で巨人の自力Vが消滅した。巨人が球宴前に自力V消滅は6月26日、76試合目の22年以来12度目。過去11度のうち7月6日、70試合目に消えた96年と7月8日、78試合目の08年は前半戦で自力Vが消滅しながら逆転優勝しているが、今季はどうなるか。