フリーマン「史上最高の一塁手」に並ぶ534二塁打 ALSで37歳死去ルー・ゲーリッグに到達
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が、ルー・ゲーリッグに並ぶメジャー通算534本目の二塁打を放った。
「3番一塁」でスタメン出場すると4回1死、右腕プリースターから右翼線への二塁打。これがメジャー通算534本目の二塁打となり、「史上最高の一塁手」と称されるルー・ゲーリッグ氏(享年37)に並んで史上42位タイとした。
フリーマンは試合前時点で打率2割9分7厘、10本塁打、49打点、1盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.842としている。
ゲーリッグ氏は1923年からヤンキースでプレー。ベーブ・ルース氏と一時代を築き上げ、首位打者や3冠王、3度の本塁打王、5度の打点王、2度のシーズンMVPに輝いた。「史上最高の一塁手」と称されたが、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症して39年に引退。41年にこの世を去った。背番号「4」はヤンキースの永久欠番とされ、39年に特別選出で野球殿堂入りを果たした。
MLBは21年から、ゲーリッグ氏の命日である6月2日を「ルー・ゲーリッグ・デー」に制定し、ALSの啓発活動や募金を行っている。