京都共栄学園対京都国際 先発した京都共栄・小林海翔(撮影・大西真生)

<高校野球京都大会:京都国際3-2京都共栄学園(10回タイブレーク)>◇18日◇4回戦◇わかさスタジアム京都

巨人大勢の西脇工(兵庫)時代の恩師が率いる今春の府王者、京都共栄学園が昨夏の甲子園王者に逆転負けした。

先発したエースの小林海翔(かいと)投手(3年)は6回無失点と好投していたが、左肘痛を訴えて高校生活で初めて監督に「投げられない」と伝えた。6回を投げ終えたところで無念の降板。今夏全3試合で先発マウンドを任された左腕は「疲労がたまっていて痛みに変わった。それも含めて自分の力だと思う」と悔しさをにじませた。

小林は高校3年間をもって野球に区切りをつける予定。木谷忠弘監督(52)は「感動をいっぱいもらった」とナインをねぎらい、野球人生最後の登板を終えた左腕に「エースへ成長したのは彼の努力のたまもの。忍耐力や向上心、彼の持っているものすべてが成長につながった」と最大限の褒め言葉を送った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】京都共栄学園逆転負け 小林海翔、左肘痛で初めて伝えた「投げられない」無念降板/京都