入団会見に臨むDeNA藤浪(撮影・鈴木みどり)

DeNAに新加入した元阪神の藤浪晋太郎投手(31)が18日、横浜市内の球団事務所で入団会見に出席した。「一番熱を持ってと言いますか、藤浪晋太郎という選手が必要なんだという言葉をたくさんいただいたので、その情熱に応えたいと思ってお世話になることに決断しました」と話した。

先発でも中継ぎでも登板経験がある右腕は「長いイニングも短いイニングも出来ると思ってるので、チームの事情によって両方できれば」と、あらゆる場面でマウンドに上がる覚悟だ。「数字でまずは貢献したいですし、数字意外にも年齢的に31で。そういう選手に背中や態度で見せていければ、そういうところでも貢献できれば」と意気込んだ。

藤浪はマリナーズ傘下3Aタコマを6月にリリースされ、16日にDeNAが今季の選手契約を締結したと発表した。阪神在籍最終年の22年以来、3年ぶりのNPB復帰となる。背番号は27に決まった。

今季、1月にマリナーズとマイナー契約を結んだが、メジャー登板はゼロ。3Aで21試合に登板し、2勝1敗4ホールド、防御率5・79だった。一時は制球難に苦しんで防御率も13点台まで悪化したが、5月18日のアルバカーキ戦からは8試合連続無失点と状態を上げていた。

チームはここまでリーグ3位のチーム防御率2・70。シーズン序盤は東、ジャクソン、ケイ、バウアーら先発陣と伊勢、ウィック、入江ら勝ちパターンが安定していた。

一方で先発陣ではバウアーが一時は不調で出場選手登録を抹消され、救援陣では入江が右上腕の神経障害、ウィックが上半身のコンディション不良で離脱。火の車状態とあって、経験豊富な藤浪は貴重な戦力になり得る。

NPBでは通算189試合登板、日本人メジャー歴代最速102・6マイル(約165・1キロ)という潜在能力の高さを備える長身右腕が、横浜奪首へと導く。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】元阪神の藤浪晋太郎が入団会見「情熱に応えたい」3年ぶりのNPB復帰 背番号27