東アジアとASEAN、46年サッカーW杯共催の招致検討 日本開催なら44年ぶりも会場問題も
東アジアサッカー連盟(EAFF)とASEANサッカー連盟(AFF)が46年FIFAワールドカップ(W杯)共催へ動き出していることが18日までに明らかになった。共催案の中で、日本での開催が実現すれば02年日韓大会以来、44年ぶりとなる。
複数の関係者によると、3月末に東京でEAFFとAFFのジョイントミーティングが行われ、招致への話し合いがもたれた。具体的には何も決まっていないが、日本を含む東アジア、東南アジア地域での共催案を検討しているという。
26年北中米大会から参加国が32から48チームに増加するなど、大会規模が拡大する中、1カ国開催へのハードルは上がっている。
26年北中米大会に続いて、30年も欧州、アフリカ、南米の6カ国開催となっている。
資金力で群を抜くサウジアラビアは34年の単独開催が決まっているが、W杯を行った場合、同じ大陸での開催は直近2大会は避けるFIFAの方針がある。
34年サウジアラビアの後は38年、42年の2大会はアジアでの開催はできない流れ。
次にアジアでW杯開催可能な46年に照準を合わせ、EAFFとAFF両連盟の思惑が一致した。
FIFAの規定では、1次リーグから準々決勝まで4万人以上収容の会場が14カ所以上、準決勝では6万人以上収容が2カ所、決勝では8万人以上収容が必要となる。日本には現在8万人規模のスタジアムはなく、決勝開催は不可能な状況だ。