Rソシエダード、スペイン代表オヤルサバルやレミーロらが日本ツアー不参加と地元紙報道
スペイン1部のRソシエダードFWオヤルサバルなど複数の代表選手が今月実施される日本ツアーに参加しないと、クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が17日に報じた。
すでにプレシーズンを開始しているRソシエダードは今月、日本ツアーを実施し、21日にV・ファーレン長崎、25日に横浜FCと対戦する。しかし同紙によると、先月の代表戦を戦ったことによりチームへの合流が遅れたオヤルサバルやレミーロなどの代表選手は参加せず、シーズン開幕に向けてスビエタ(Rソシエダードの練習場)で調整を続けることだ。さらに、ウイルス感染から回復した後、個人メニューに取り組んでいるザハリャンもサン・セバスティアンに残るという。
同紙は代表選手が日本ツアーに参加しない理由として、「長距離移動と日本での親善試合により、調整や理想的なリズムを得るのに必要なフィジカルトレーニングに集中するのが難しくなるため」と説明。続けて、「クラブは、イマノル・アルグアシル前監督などから不満の声が上がり、日本ツアー後に選手たちのコンディションが期待されたような良好な状態にならなかった昨年のような事態を繰り返したくないと考えている」と大きな問題があったことを強調し、「合流が遅れた選手たちが練習場でフィジカルトレーニングに集中することを選択した」と伝えている。
一方、今季トップチーム昇格が決定しているゴロチャテギやゴティ、Bチームのサンセに所属するルケン・ベイティア、イニャキ・ルペレス、ミケル・ロドリゲス、ダニ・ディアス、アルカイツ・マリエスクレナなどが日本行きのメンバーに入り、久保建英はこの遠征からチームに合流する予定である。
また同紙は、期限付き移籍から復帰したサディクとカルロス・フェルナンデスは今季戦力外のため、クラブは移籍先を探していると伝えている。(高橋智行通信員)