洪明甫監督(2024年2月撮影)

<東アジアE-1選手権:日本1-0韓国>◇15日◇龍仁

韓国は日本に0-1で敗れ、2大会ぶりの優勝はならなかった。韓国の洪明甫監督は、それでも日韓戦後、手応えを口にした。以下は公式会見の一問一答

-試合の総評は

「今日、韓国の選手たちは準備した通りに十分よくやった。もちろん結果も、失点の場面も残念だが、それ以外は十分良い試合を見せてくれた。長い時間ではなかったが、今回の招集に来て選手たちが見せた姿勢は素晴らしかった。大会前は結果が大事だと思っていたが、3バックに対する十分な検討が必要だった。長所と短所が出ていた」

-今大会の評価と得たものは

「確実なプランAは持っている。世界の舞台で競争するためのプランBが必要だ。時間的余裕がなく、同大会で国内選手たちで準備したが、その中で競争力のある選手たちを確認した。ポジション別に必要に応じて長所を見せた選手もいる。全体的に中盤と守備空間が広くなる時があった。相手に重要なチャンスを与えなかったが、改善が必要だ。コンパクトな運営が必要だ。相手も我々と似たような戦術だった。それでも良い競技力を見せた」

-選手たちのプレーを見ると、ボールのキープ能力、パスの精度、デュエルで押されているのが見えた。日本選手たちとの実力差がさらに広がっているのではないか

「正直に申し上げると、私も日本に長くいた。ずっと両国サッカーの比較分析を多くしているが、幼い頃からの教育が違う。そこは仕方がないと思う。しかし、以前勝った時はどうやって勝ったかというと、日本は勝敗と関係なく1990年から一貫性を持って育成してきた。しかし私たちは、危険な状況で1度勝ったことで結果に満足してしまう時期があった。韓国の選手たちも個人の技量の面で多くの努力をして、成長している。デュエルの部分は見る人によって違うかもしれないが、その部分では負けていない。今日、精神的な面でも足りないとは思わない。代表チームの問題だけでなく、韓国サッカー全体として多くの努力が必要だ。勝ち負けの問題ではない。たくさん努力しなければならない」

-今大会で注目した選手は

「何人かの選手は競争力があった。今日の試合が終わってまた別の評価があるだろうが、5人以上はいる。戦術的な状況によって必要な選手がいる。試した3バックで、競争力を見せた選手が何人かいる。地道に頑張れば、W杯本大会メンバーにも入れると期待している。

-今日の日本の競技力は 目立った選手は

「全体的に今日の両チームを見ると、うちの選手たちがもっとよくやったと思う。日本が持つ長所を発揮できなかった。シュート、ボール支配率などすべての数値では我々がリードした。いくつかの場面のほかに、韓国の守備を苦しめることができなかった。うちのチームに大きな困難を与えることはできなかった。うちは、集中力が落ちて失点の場面があった。日本はずっと同じシステムを持ってきた。新しい選手が入ってきてもマニュアルがある。私たちは3バックでちょうど3試合をした。今日結果を出せなかったのは残念だし、ファンに申し訳ないが、うちの選手たちに希望を見た」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 敗れた韓国代表の洪明甫監督「シュート、ボール支配率などすべての数値では我々がリードした」