日本代表MF相馬勇紀(2025年7月14日撮影)

<東アジアE-1選手権:韓国0-1日本◇15日◇第3戦◇龍仁

【龍仁(韓国)=永田淳】日本代表が宿敵韓国を下し、東アジア2連覇を飾った。攻撃力を発揮したのはMF相馬勇紀(28=町田)。この日もクロスボールからまたジャーメインのゴールをアシストした。

前半8分、左サイドから右足でインスイングの絶妙なボール。まさにゴールを導くかのような“のし付き”のパスだった。

香港戦でも2アシストしておりホットラインの完成だ。そして2大会連続のMVPこそ逃したが、何よりゲームキャプテンとしての存在感も際立っていた。

「本当に(長友)佑都さんのチームキャプテンに引っ張ってもらいながら、ゲームキャプテンの時はちょっと支えてもらってという感じで、すごい力を合わせて引っ張れたかなと思います」

終盤は猛攻を受けた。町田でチームメートの190センチ超FWオ・セフンが後半29分から入り、パワープレーに拍車がかかった。それでも「最後、僕と川辺くんが変わった後は特に後ろの5枚は全員180センチ以上だし、みんなヘディング強いし、やっぱあれは相当相手からしたら嫌だったんじゃないかなと思います。相手の高さよりこちらが上回ってたと思うんで、やっぱそこが良かったかなと思います」と韓国対策はばっちりだった。

今回はJリーグオールスターで臨み、見事にタイトルを獲得。Jリーグのレベルの高さを見せつけられたことがうれしかった。

「やっぱり優勝したこともそうですし、やっぱこう試合を重ねるごとにレベルアップしていった。そして最初の2試合と今日の試合では、やっぱり強さもクオリティーも全然違ったっていうところで、すごいそれが経験できてよかったとも思う。あと試合に出た選手、出なかった選手がいると思うんで、その悔しさだったり、逆に出て吸収できたものを次に生かして、やっぱりJリーグが盛り上がらないと日本サッカーが盛り上がらないと思うんで、盛り上げていきます」

ゲームキャプテンとしての充実感を胸に、そう誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】相馬勇紀、連覇も「やっぱりJリーグ盛り上がらないと日本サッカー盛り上がらない」