【阪神】延長戦落とすも石井、岩崎は温存し中継ぎ陣奮闘「全体で1点ですから」藤川監督
<阪神2-3中日>◇15日◇甲子園
竜は苦手? 阪神が延長戦の末に2カード連続で初戦に敗れ、3連勝を逃した。2位巨人の試合が中止となったため、ゲーム差は9に縮まった。
2-2のまま迎えた延長11回。この回から登板した6番手島本が1死から細川に左中間へ二塁打を浴びると、続くボスラーにも左中間への適時二塁打を浴びて決勝の1点を献上。5月6日巨人戦以来、約2カ月ぶりの1軍登板となった左腕は「結果が全てなので」とうつむいた。
この日は延長戦で5人のリリーフを使ったが、ヤクルト戦で連投していたセットアッパーの石井、守護神岩崎はともにマウンドに上がらなかった。長いシーズンを見据えて休養の意味合いもあり、藤川球児監督(44)は「他の投手で十分にいけるという判断のもとでしたね」と説明。最後に勝ち越しは許したが、奮闘した中継ぎ陣に「必死に応えようとして、全体で(失点)1点ですからね。でも、戦い続けるというかね。それはみんなが出て行かなければいけないですから」と振り返った。
中日戦は今季5勝6敗となり、セ・リーグでは唯一の負け越し。延長戦は5勝6敗2分けで4連敗中だ。まだまだ2位に大差をつけて首位を独走中ではあるが、少しの不安要素も消しておきたい。【磯綾乃】