菊池雄星、未来への抱負語る「息子に1日でも長くメジャーリーガーでいるところを見せたい」
メジャー7年目で2度目の球宴選出となったエンゼルス菊池雄星投手(34)が、あらためて選出された思いと今後への抱負などを語った。「非常に光栄です。息子にいいところを見せたい。1日でも長くプロ野球選手、メジャーリーガーでいるところを見せたいというのが、1番のモチベーション。1日でも長く家族のためにプレーしたい」。
マリナーズ時代の21年以来の球宴。チーム唯一の選出でもあり、異なる重みも感じた。「1回で終わらず、2回目に来られたのは、非常に大きい。1回目以上に価値のあることかなと。移籍して初年度ですし、まず前半戦を良い形で終われたというのは、少しホッとしています」と穏やかな表情で話した。
かつては時速100マイル(約161キロ)を目指した時期もあったが、前日、西武の後輩羽田が日本人左腕として初めて大台を計測。「一番先に出したかったですけど、もういい。あきらめました」と笑った。「高みを目指すより、遠くまで行く。いかに疲れを取るか。メンタル的にも夏場はしんどいので、うまく切り替えながら乗り越えたい」。球の速さよりも、野球人生の長さ-。熟練味を増した菊池は、華やかな舞台でもリラックスしていた。