東播磨対仁川学院 1回裏、本塁に戻りガッツポーズをする東播磨・福村泰輝(撮影・大西真生)

<高校野球兵庫大会:東播磨5-0仁川学院>◇14日◇2回戦◇ウインク球場

東播磨が5-0で仁川学院を下し、初戦を突破した。福村順一監督(53)と福村泰輝主将(3年)にとって、今年は親子で挑む最後の夏になる。

1回一死、福村の打球はレフト方向に上がり、二塁に出塁。その後、2死一、三塁とすると、三塁走者の福村が「走った瞬間に行こうと決めていた」と覚悟のホームインで先制点を決める。福村は2安打2盗塁の活躍でチームを引っ張った。福村監督は「チームに勢いをもたらすようなキャプテンらしいことができていた」と目を細めた。

福村は試合後に「父を甲子園に連れて行きたいので、感謝のプレーをグラウンドで出したい」と最後の夏への決意を語った。

母の文野さん(53)は「(福村監督は息子が)緊張していたらしょうもないことを言うこともある」と二人の普段の様子を明かし、「チームを信じて目の前の試合を大事にしてほしい。自分らしく楽しく戦えば勝てる」とエールを送った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】東播磨が初戦突破 福村泰輝と監督、親子で挑む最後の夏「父を甲子園に」/兵庫