都内で開かれたオーナー会議(代表撮影)

プロ野球12球団のオーナー会議が14日、都内で行われ、2軍の公式戦を現在の2リーグ制から1リーグ3グループ制へ再編することが全会一致で承認され、来季から導入されることが決まった。

名称は未定で、今後スポンサーを募り、来シーズン以降発表したい考え。

現在のイースタン・リーグ8球団、ウエスタン・リーグ6球団の計14球団を、1リーグにまとめ3グループ制を採用する。

東グループは楽天、オイシックス、ロッテ、ヤクルト、日本ハムの5球団。

中グループは西武、巨人、DeNA、くふうハヤテ、中日の5球団。

西グループはオリックス、阪神、広島、ソフトバンクの4球団に振り分ける。

今後、日本ハムが北海道、ロッテが千葉・君津、ヤクルトが茨城・守谷へ2軍の本拠地を移転することを発表しており、2~3年後をめどにグループを再編する。

試合数は現状と同じ試合数を担保する。そのうち30~35%は所属グループ以外との交流戦を実施。開催球場もこれまでプロ野球開催実績がなかった空白地域で行い、全国的な野球振興につなげたい考えだ。

リーグ優勝は、全体順位の上位チームによるプレーオフや選手権で決定する方向で調整中だという。

将来的には新規参入球団を公募する構想もあるが、現時点で具体的な計画はない。移動費用については、遠征費など各球団で発生する経費の不均衡を是正するため、均等に負担する仕組みは従来通り継続される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 2軍の公式戦は来季から1リーグ3グループ制へ再編 オーナー会議が全会一致で承認