カブス今永昇太「やるべきことをしっかりやれた」初のヤンキース戦を7回1失点で6勝目
<ヤンキース1-4カブス>◇13日(日本時間14日)◇ヤンキースタジアム
カブス今永昇太投手(31)が敵地でのヤンキース戦に先発し、7回2安打1失点、1四球6三振の快投で今季6勝目を挙げた。
これで左太もも裏の張りから復帰後4試合で3勝1敗、防御率2・31。今シーズンは12試合で6勝3敗、防御率2・65となった。
今永にとってこれが初のヤンキース戦での登板。1点の援護をもらった直後の1回は先頭ゴールドシュミットを空振り三振、次のベリンジャーを中飛に仕留め、3人目のジャッジを空振り三振と3者凡退の立ち上がりを見せた。
だが2回、先頭の4番スタントンにカウント2-2から外角スプリットを捉えられ、右超えに同点ソロを被弾。続くチザムに四球を与えたが、捕手ケリーが二盗を阻止し、後続も抑えて1失点でとどめた。
3回から5回は全て3者凡退。味方が2点を追加した直後の6回も0点に抑え、負傷者リスト(IL)から復帰後最多となる91球で降板した。
チームは4-1で逃げ切り2連勝。今季57勝39敗でナ・リーグではドジャースに次ぐ勝率2位で前半戦を終えた。
【今永の主な一問一答】
-今日の投球について
「自分のやりたいこと、やるべきことをしっかりやれたと思います。いい守備もたくさんありましたし、ケリーも盗塁を刺してくれて、効果的な走塁だったり、そういったものがなければ今日の勝利はないので、本当みんなに助けられましたね」
-後半戦に向けて
「今やっていることを引き続き実践しつつ、1年間シーズンは長いので、同時に体も鍛えながら。調整することばかりしていると鍛えられないので、しっかり鍛えるってこともやりたいと思います」
-前半戦のチームのパフォーマンスは
「もし自分がこのカブス打線に投げるということを想定したら、かなりタフな打線だと思いますし、そして自分の味方として投げていればとても強力な守備陣なので、すごくバランスが取れたチームだなと思います」
-スプリットで10打数1安打
「結果的にはそうですけど、自分の中ではあまりベストボールと言える瞬間はなかった。やっぱりスタントン選手に打たれた後にしっかり慎重に投げなければいけないっていうのが、そこに現れたのかなと思います」