ロバーツ監督「よく踏ん張ってくれた」山本由伸の7回無失点、三塁踏ませぬ快投を高評価
<ジャイアンツ2-5ドジャース>◇13日(日本時間14日)◇オラクルパーク
ドジャース山本由伸投手(26)が、球宴までの前半戦最終戦に先発。7回3安打無失点2四球7奪三振と好投したものの、勝敗はつかなかった。
7イニングともすべて先頭打者を打ち取り、三塁を踏ませない、危なげない快投だった。
立ち上がりの初回、12球で3者凡退と好スタートを切った。2回から5回までは四球、安打で走者を背負いながらも後続をきっちりと仕留めた。
中軸相手の6回は、2三振を含め3者凡退。7回2死から初の長打(二塁打)を浴びたものの、最後は見逃し三振に仕留め、7個目のゼロを並べた。
球数は91球。
防御率は2・59。
ところが2点リードの9回、クローザーの左腕スコットが同点2ランを浴びて、山本の9勝目は消えた。
ドジャースは延長11回、フリーマンの適時打などで3点を勝ち越し、同地区のライバル相手に連勝。地区、リーグとも勝率1位で前半戦を折り返した。
試合後のロバーツ監督は「山本はよく踏ん張ってくれた」と高評価。前半戦の戦いについて「勝敗や順位はすばらしいが、進歩すべき多くのことがある。我々はもっと良くなる必要がある」と、勝利後も厳しい表情で振り返った。