阪神対ヤクルト トラッキーと手を振る伊藤将(撮影・宮崎幸一)

<阪神2-1ヤクルト>◇13日◇甲子園

阪神伊藤将司投手(29)が、快投で無傷の今季4連勝を果たした。4度の3者凡退。得点圏に走者を置いたのは、2死一、二塁とした4回のみだった。7回を3安打1四球5奪三振で無失点。「低めに丁寧に投げられたので良かった」。ヤクルト戦は、前回登板の6月29日に完封勝利を挙げており、今季16イニング連続無失点となった。

この日は「ウル虎の夏」の特別ゲストで、同じ横浜高野球部出身のタレント上地雄輔が来場。試合開始直前の選手紹介では、「横浜高校出身」と前置きして、名前が力強く読み上げられた。左腕が7回まで無失点で投げ終えた直後は「ナイスピッチング!」と大声で絶賛。ヒーローインタビューの際も拍手を送られていた。

「横浜OBという紹介もしてくれて、よりやる気が出た。上地さんの前でいい投球ができたので良かった。甲子園まで来てもらって、チームが勝ったのは非常に良かった」。先輩に勝利を届け、喜びを口にした。

今季先発5試合目だが、合わせてもわずか2失点。防御率は驚異の0・48だ。「もう1試合1試合すごく大事なので、その気持ちを切らさずに投げている」。6月から先発ローテーションに加わった、実績十分な左腕が頼もしい。【塚本光】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】伊藤将司「上地さんの前でいい投球」横浜高OBから「ナイスピッチング!」7回無失点4連勝