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プロ野球オーナー会議は14日に都内で開かれ、2軍の公式戦を現在の2リーグ制から1リーグ3地区制へ再編することなどが話し合われる。現在のイースタン8球団、ウエスタン6球団の計14球団を、東地区は楽天、オイシックス、ロッテ、ヤクルト、日本ハムの5球団、中地区は西武、巨人、DeNA、くふうハヤテ、中日の5球団、西地区はオリックス、阪神、広島、ソフトバンクの4球団に振り分ける形が基本線。将来的には2年に1度、東地区と中地区の1軍所有球団(オイシックス、くふうハヤテ以外の球団)を入れ替えて、より多彩な運営も想定しているという。

パ・リーグ理事長の楽天井上智治氏は「経費節減が目的ではない。将来のファームの拡張も見据えて、積極的な議論をしている」と話す。将来的には新規参入球団を公募する構想もあるが、まずは24年に加入したオイシックスと、くふうハヤテの運営が軌道に乗り、成功モデルが確立されることが、2軍拡張のカギを握りそうだ。日本ハムが北海道、ロッテが千葉・君津、ヤクルトが茨城・守谷への2軍移転を発表する中、より地域密着でファン拡大、スポンサー獲得を目指していくことになりそうだ。

移動費用については、移動距離が短縮される球団もあるが、全体としては経費増となる見込み。遠征費など球団間の不均衡を是正するため、経費を均等に負担する仕組みは従来通り継続される。オーナー会議で承認されれば、来季から新たな枠組みが導入される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 2軍戦1リーグ3地区制再編は「経費節減が目的ではない」パ・リーグ理事長 オーナー会議