力投するパドレス先発のダルビッシュ有(ロイター)

<パドレス-フィリーズ>◇12日(日本時間13日)◇ペトコパーク

パドレスのダルビッシュ有投手(38)が、日本人歴代最多となる日米通算204勝の権利目前で逆転を許した。

右肘の炎症から7日(同8日)のダイヤモンドバックス戦に復帰。この日が復帰2戦目となった。2回に死球と暴投、内野安打に自らの失策が絡むなど乱れ、2点の先制を許した。それでも直後に打線が昨季新人王メリルの6号2ランで同点。2死二塁から捕手マルドナドの右前適時打で勝ち越しに成功した。

3回以降は立て直し、2イニング連続の無失点。勝利投手の権利がかかった5回は、先頭ケプラーに四球を与え、続くマーシュに左前打を許した。勝負どころで1番ターナーを左飛、今季30発のシュワバーを内角低め97マイル(約156キロ)のツーシームで見逃し三振、ハーパーに四球を与えて2死満塁となった。

ソーサには1ストライクから真ん中に入ったカットボールを左前に運ばれ、2者の生還を許した。ここでシルト監督は2番手にホーイングを送り、ダルビッシュは降板となった。

4回2/3を83球、5安打4四死球4失点2奪三振の内容だった。

ダルビッシュはあと1勝で、黒田博樹氏を超え日本人史上最多の日米通算204勝を達成する状況だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ダルビッシュ、歴代最多日米通算204勝の権利目前で逆転許す あとアウト1つから痛恨の逆転打