リバプールがルイス・ディアスの移籍に備え、レアル・マドリードのFWロドリゴをターゲットに
リバプールがレアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴ(24)を狙っているとスペイン紙アス電子版が12日に報じた。
同紙によると、リバプールはコロンビア代表FWルイス・ディアスが退団した場合に備え、クラブワールドカップ(W杯)でシャビ・アロンソ監督に重用されなかったロドリゴをターゲットにしているとのことだ。
しかし、リバプールが獲得に動くのは、バルセロナに強く興味を持たれ、自身も退団を希望しているルイス・ディアスが移籍した場合のみであるという。その場合、以前よりロドリゴを狙うアーセナルとバイエルン・ミュンヘンが、獲得のライバルになるとのことだ。一方、Rマドリードはこれまでロドリゴに対するオファーや問い合わせを、どのクラブからも受けていないと同紙は伝えている。
ロドリゴはシャビ・アロンソの監督就任後、あまり出場時間を与えられていない。先のクラブW杯で先発したのは初戦のアルヒラル(サウジアラビア)戦のみ。合計で95分間しかプレーしておらず、0-4で惨敗した準決勝パリ・サンジェルマン戦は出番がなかった。
シャビ・アロンソ監督はこの試合後、得点が必要な状況下でロドリゴを起用しなかった理由について、「それは試合の中での決断だ。今日は別のタイプの選手が必要だった。この大会は将来に向けた決定ではない。我々はこの後、異なる形でスタートすることになるだろう」と説明し、ロドリゴの立場が変わる可能性を示唆していた。
ロドリゴは現時点では厳しい状況に置かれているものの、出場機会や重要な役割を得られる限り、28年6月30日まで契約の残るRマドリードに今後もとどまることを考えていると同紙は伝えている。
(高橋智行通信員)